庭野 匡思
博士(理学)
〒305-0052 茨城県つくば市長峰1-1
防災科学技術研究所 客員研究員
国立極地研究所 客員准教授
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地球の気候システムにおける大気-雪氷相互作用に興味があり、主にグリーンランド氷床と北海道において、観測的研究と数値モデル研究を推進しています。特にグリーンランド氷床上には、2012年から現在にかけて、現地観測のために計8回・通算100日以上キャンプを行いながら滞在しています。また、これまでに、雪氷の包括的かつ詳細な時間変化をシミュレートすることが可能な積雪変質モデルSMAP(Niwano et al., 2012, 2014)と雪氷圏に特化した領域気候モデルNHM-SMAP(Niwano et al., 2018)を開発しています。一部の研究成果は、最新の気候変動レポートであるIPCC AR6 WGIレポートの第9章に貢献しております。最近は、南極氷床を対象とした数値モデル研究を2018年から開始し、更に2021年からはアジア高山域を対象とした数値モデル研究にも着手しております。日本雪氷学会平田賞受賞(2017年)、日本雪氷学会論文賞受賞(2015年)。
キーワード: グリーンランド、グリーンランド氷床、南極、氷床、季節積雪、雪氷学、気象学、積雪変質モデル、極域気候モデル、領域気候モデル、積雪物理、氷床質量収支、表面質量収支、雪面熱収支、積雪粒径、積雪不純物